自宅は幸い停電も断水もなかった
泣いてしがみつくフーコを寝かせつけたあと
たいした被害ではないものの
すこしの落ちて壊れたものを片付け
テレビの電源をいれた
報道によると思ったより被害が大きい
自宅のある場所は震度5弱ということだけど
職場のある場所の状況は速報すら流れない
一体どうなってるのだろうか
職場に電話をすると
既に駆けつけている人がいて
スプリンクラーの管が壊れて
水が出てしまったということを聞いた
それは、予定していた再開店は少なくても延期になった
ということを意味した
ますます気持ちが沈む
タクシーを利用しての出社の許可を貰い
そのまま朝を迎えた
目覚めたとき
気分は最悪だった
とにかくくさっていた
地下鉄だって動いていないに決まっている
そうなればタクシーだってつかまらないのに決まっている
だけど職場にいかないわけにはいかない
くるなと言われてもいかないわけにはいかない
一体どうやって・・・とかんがえていたのだけれども
意外にも地下鉄が動いていたので驚いた
驚いたと同時に
夜を徹して
点検と復旧作業をしていたひともいる
ということに気づいた
そして、地下鉄以外にもライフラインに関連することで
大変な復旧作業をされた方は
私の想像におよばないような各方面に沢山いただろう
それに気づいたときに
「あ、うっかり被害者意識に支配されそうだったしっかりしなきゃな」
と思った
しかし職場に着くと
被害の大きさに圧倒された
この余震は、仙台市内でも被害に地域差がある
北寄りに被害が大きかったように感じる