2015年 09月 05日
お店の店長の悩みでよく聞くのが 「部下をうまく叱れません」 ほんとよく聞きます。 そして、話をきいていると どうも、叱ったり、駄目出しをすることを 指導だとおもってしまってる節があるなー と、感じます。 部下を叱れない理由は 「自分もできていないところがある気がするから」 うん。 それじゃ叱れなくて当たり前なんだよね。 「だから、店長は完璧じゃなければならないと思うんです」 と、みなさん 日々頑張っています。 でもちょっとまってね。 そういう考え方だと 仕事、辛くならないですか? ねね、だいたいにして叱る必要ある? そんなみなさんにわたしがだめ出しをします。 それだめー ブブー! 人間なんてのは 得意不得意がかならずあるんです。 自分の不得意は他のスタッフに放り投げましょう \(^o^)/ なんていうと 無責任!わたしは適当になんてできません! そんな店長はいやだ! と、優等生店長こそ、思うかもしれません。 でもね、ちょっと考えてみてね。 先日、わたしは とても優秀で、頑張り屋さんで お店にとても愛情のある 大好きな店長さんと ミーティングしました。 彼女のチームは、勿論、良いチームなんですが… ミーティングのはなしがそれて 彼女の部下育成のはなしになったとき こう思ったの。 愛情があるあまりに 部下に対して転ばぬ先の杖になってしまいすぎているなー、って。 彼女、部下が大事すぎて 失敗しないように先回りしてしまいすぎる。 結果、みんな彼女にたよりきりのチームで。 ほらー、彼女に従えば、間違いない。ってくらい 信頼されているから。 でも…みんな… 参加意識がないわけじゃないけれど 誰も意見がないし… なんだか…少し…不安。 成長を妨げている気がする…。 ブラボーですね。 その「気がする」があることが素晴らしい。 彼女が、どうしてそういう店長になったかというと「前職場の上司が、なぜこれでこの人がこの地位なんだろう?」という思いがあり いまの自分の、立場に理想をもっているのかもしれません。と、彼女はいった。 でも、わたしの立場からいえば、 彼女の前の上司さん、ありがとうございます!です。 彼女がその方の部下だったときには たしかに苦労したかもしれません。 でもその影響で、彼女という素晴らしい店長が産まれた。 勿論、彼女の資質があってこそではあるけどね。 上司が不完全だと 責任感のある部下が、必ずフォローします。 そこで、部下が、自分の力で成長していく。 ただね、ただの最低人間ではだめですよね。 その部下には、感謝しないと。 辞めちゃいますよ。 もしくは、いつか自分の上司になっちゃうことだって、上手の取り引き先や競合相手になっちゃうことだってあるんだからねって言ったら怖い? さて、そこで。 店長は、良いチームをつくる役割だと思ってください。 それには、我慢も必要です。 部下が失敗したら怒られるのは自分って思うとついつい我慢できなくなる。 でも、せいぜい怒られるくらいでさ。 命までとられないでしょ? よく考えてみてね。 逆に、部下が優秀なことが ばれてしまうと 自分の存在意義がなくなるなんて心配してないよね? あーんかわいそう!! でも、大丈夫。 そういう部下を沢山産み出せば あなたは優秀な上司だって ちゃんと解ってもらえるから。 会社の偉い人は 偉い人になっただけあって 実はすごーく、頭のいいひとたちなんですよっ。 ※普通は じゃあまずなにをしようか。 まずは、部下を信じてみましょう。 思い切って、自分の仕事をぶん投げてみよう。 あとは、任せて、見守ろう。 とはいえ逐一、部下の行動を監視するのはやめてね。 それあんまり、意味ないから。 でも、成果を認めることと それから、転んじゃったときがあなたの出番。 くれぐれも 転んじゃったときにそれを隠したりしないようにだけ、しておいて。 火は小さいうちのほうが消しやすいでしょ? あなたの視点は、ここに置いてください。 そのチームの監督です。プロデューサーです。 ディレクターです。 チームが「売れるチーム」になるために メンバー個々が、より魅力的になるようにしていくのがあなたの役割なんですよ! そのためにも いまもっている業務の手を少しでも離して チーム全体と、チームの個々のメンバーの状態を見ることができる余裕を作ってほしいなと思うんです。 ただ、そういう業務が苦手だなー 自分はプレイヤーが好きだなー っていう店長さんは なんなら思い切って、その役割を部下に お願いしちゃうのも いいかもしれないですね(^_^)
by spatspipin
| 2015-09-05 22:16
| 接客シリーズ
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